al fine

al fine

■ネタバレ

クリスの視点で物語が語られるda capoに対し、トルタの視点で語られる、いわば裏面の物語。街にはは降っていない。しかし彼らのココロに降るは、強さを増して、私たちのココロにも降り始める。それはニンナの介入により、作中唯一クリスとトルタに幸せな結末が用意される物語でもあるが…。


al fineと言いながら、「アルの物語」ではなく、「アルの最期(fine)の物語」を描くあたり、ライター氏の性格の悪さ極まれりとしか言えない。そう、このSRという物語に「アルのルート」は存在しないのだ。それはやはり、根本的に悲劇なのである。


■ネタバレ

al fineは間違いなく、この物語の結末である。しかし、勘違いしてはいけない。それはいくつかのうちの一つではなく、ただ一つの結末なのだ。それは良いとか悪いとか、そのようなものでもない。それはただ…。

al fineを真に理解しようとするならば、あなたはda capoの中に存在する、最後で最大で最凶のを撃破しなければならない。それには、12/25、あの天蓋の広場で、トルタクリスが体験する、「世にも不思議な」出来事を、いや「絶対にあってはならない」出来事を、読み解かねばならない。それは、ただ一つ、クリスの、いやこの物語の、いや、このゲームの根幹に染みた、僅かな、しかし、圧倒的な。そしてそれは多くの読者を今もって騙し続けている、ある人物の奏でる、ほぼ完璧なである。

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